【オスキツ国】第4話 波乱のトーナメント幕開け【ティム王子攻略編】
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波乱のトーナメント幕開け
惚れっぽい1日
192年7日。
ティムとケンカした(あたしが一方的に口を利かないだけ)まま試合当日を迎えた。
ティムってば朝っぱらからあたしに用があるみたいだったけど、こんな時間に来るならあたしはあいつにとってその程度の存在だったんだろう。
話してもどうせまたケンカしちゃうから、今日は同じ時刻に試合を控えたアンテルムに会いに行くことにした。
トレードマークのオールバックを見かけたので駆け寄ってお守りを渡そうとしたら……
アンテルムが振り返った途端辺りが良い香りに包まれて、あたしの頭の中では花畑がふんわりと広がっていく。
医務室での出来事や魔獣の森で2人きりになったことを思い出して、ティムがダメなら弟のアンテルムとならどう……なんておかしな考えまで浮かんでくるほど、そのときのあたしは本当にどうかしていた。
レリアさん、私の顔に何かついているのか……?
おっ、お守り! 応援には行けないけどお互い頑張ろうねっ!!
じゃあ、バイバイ!
だから王族はダメだってば!!
ティムにフラれたショックで惚れっぽくなってしまったみたいで、あたしはアンテルムにお守りを押しつけるように渡してその場から逃げ去った。
続いて試合前に会場の下調べをしておこうと、地図を見ながら選抜トーナメントに使われる練兵場を再確認。
ほら、遅刻したら最悪だし。
あたしがティムにフラれた噂は国中に広まっているようで、心配した男友達が異性を紹介しにやってくる。
この人は新成人のロニー・ロレンテ。
ウィアラさんに言われて練習試合の相手を探しているときにたまたま近くを通りかかった彼を引っ張っ……運命的な出会いを果たした感じ?
本当はアンテルムにお願いしたかったけど、国民は王族や武術職とは試合できないから一般国民の練習仲間がほしかったわけ。
ちなみに彼には超美人の彼女*1がいるようであたしがつけ入る隙はない。
今は新しい出会いを求める気もしなくて、紹介された人にわざわざ会いに行こうとは思わなかった。
やっほーレリアちゃん、もしかして緊張してる?
そんな釣られたポポゴみたいな顔してちゃ、可愛い顔が台無しだよ
……はぁ
木造橋ではアンガスと出会った。
こいつも黙ってさえいれば世界中の女性を虜にする魔性の美少年。
試合当日なのに相変わらず遊びほうけているようで、こんなヤツと戦うあたしにまで怠け者が移りそう。
仕事のスピードに関しては真面目な人から見ればどっちもダメダメだろうけど、むじゃきはろくでなしよりマシだから!
……なんて、本気で騎士を目指すなら失恋くらいで落ち込んでなんかいられない。
気合いを入れ直すためにアンガスに宣戦布告してやった。
真面目な話はこの辺にしてさ……ドルム山でウォーミングアップでもしない?
試合前は探索はできないけど外で仕事をするくらいなら大丈夫。
橋の横で釣りを始めるティムの姿が見えたのもあって、ちょっと遠くへ行きたかったのもある。
アンガスに連れられ、険しい山を登って足腰を鍛えながら洞窟の中へ。
しばらくヒマだからミアラさんに頼まれた化石でも探そうかな。
レリアちゃん、初めてでしょ?
大丈夫。オレは初めての女の子には優しくするから
新成人のあんただって初参加のくせに、えらそーに何言ってんだか。
王子だろうと誰だろうとあたしは一切手加減しないから!
と、アンガスの挑発にツルハシを握る手にも力が入る。
ふと横の木箱を見ると、アンガスが足を組んでこちらをニヤニヤと眺めていた。
ちょっと、人をこんな所まで誘っておいて何サボってんのよ。
高みの見物のつもり?
オレは見る専門だから。
女の子が一生懸命採掘してるのって、いくら眺めても飽きないんだよね〜
あっそ。じゃあツルハシが頭に当たっても文句言わないでよ……あれ?
いつの間にかアンガスはいなくなったみたいで、あたしは洞窟の奥で置き去りにされてしまった。
ウソ、迷子?
もしかしてあたしを遅刻させる作戦だったの!? 絶対許さないんだから!!
そういうときこそ導きの蝶の出番だ。
薄暗い洞窟から執念でアンガスを追いかけて、練兵場に着いた頃には汗だくで疲労はMAX。
試合直前なのに水も飲めず、最悪なコンディションのまま本番を迎えることになってしまった。
波乱の幕開け
死ぬ気で走って練兵場に滑り込んだ頃、会場の中心には既に審判が立っていて、客席にはアンテルムの姿もあった。
闘技場の試合はもう終わってしまったようで、時間はギリギリ夕1刻……待ちくたびれた観客(主に女性陣)の視線がひたすら痛い。
試合開始の合図が鳴り、左手のアンガスが入場。
どんな武器を持っているのかと思えば初心者用の弱っちい剣……? だったら楽勝じゃん!
192年7日はこのオレ、アンガス様の記念すべき初試合!
愛しの子イムちゃんたち、全力でオレを応援してくれるよね?
一方であたしの方はガラガラだった。
ティムもアンテルムも最前列の家族席にいて、アンガス側の客席には女の子がたくさん。
別にうらやましくなんてないし、応援なんてなくても勝てるってことを今から証明してやるから。
レリア・ランフランク、いきま……ふぎゃっ!
うえっ、口に入っちゃった……
アンガスを真似て剣を高く掲げ、前に進もうとした途端異変は起きた。
昨日雨が降っていたせいであたしはぬかるみに足を取られ、顔から思い切り泥に突っ込んでしまったんだ。
これはこれは、チョコレートの泉から可愛い妖精さんの登場だ
水たまりに映るあたしの姿は可憐な妖精というよりも森にいた泥の魔物。
アンガスの全くフォローになっていない言葉が観客の爆笑を誘い、どう見ても恥の上塗りでしかなかった。
というのはおいといて、エルネアでの公式戦はポイント制ではなく単純に相手の体力を減らして膝をつかせたら勝利らしく、技や作戦を考えたり難しい駆け引きなしの力比べが主流だ。
な~んだ、プルトの試合より簡単じゃん!
先手必勝! 秒でぶっ飛ばしてやるんだから!!
あたしは助走をつけて飛び上がり、アンガスの頭上から一気に剣を振り下ろした。
アンガスはというと、剣で攻撃を受け止めながら不敵な笑みを浮かべてこんなときでも余裕しゃくしゃく?
……やっぱりね、ティム兄の言ってた通りだ。
オレ、素直な子は好きだよ
ティムが何を言ったのか知らないけれど、温室育ちの細っこい王子なんてあたしの敵じゃないから!
アンガスは反撃するのかと思えば、
へぇ、腰も細くて可愛いじゃん。
試合じゃなかったら今すぐ抱き寄せて……おっと
相手の出方がわからない以上、剣を正面に構えたまま後方に飛び去ることで危険を回避。
確か武器屋には二刀流用のダガーもあったはず。
しょぼい剣はおとりで、もう1本武器を隠し持っていたっておかしくない。
腰に目をつけたということは回り込んでくる……?
ねえ、そろそろ降参してよ。
女の子にケガさせたくないからさ
何言ってんの!? この状況で逃げるとかありえないでしょ!
力比べだったら負けないから!!
どうせあたしは他の戦い方なんて知らないんだし、魔物とだって練習試合だって正面から真っ向に挑んで勝った!
あんたが動かないんだったらこのまま叩きのめしてやる!!
あーあ、どうなっても知らないよ
アンガスが剣を地面に突き立てると、どういうわけかあたしの剣は一瞬で粉々に砕けてしまい、手には黒い持ち手の部分だけが残った。
女の子たちの大歓声が上がり、アンガスはこちらに勝ち誇ったような表情を見せると審判と客席に投げキッス。
……ふぅ。
この子の武器が壊れちゃったからオレの勝ちね、審判のおねーさん
エルネアの試合は武器が壊れたら終わりなの!?
ふざけないでよ! 審判が女の人だからって色目まで使って……!
あたしは足元の泥を拾ってアンガスの顔に投げつけた。
使い物にならない剣を投げ捨て、拳を握って飛びかかると客席にどよめきが起こる。
プルトでは剣を弾かれたって素手や魔法で戦えるし、あたしは武器なんてない方が本領発揮できるから!
ちょっ、そんなのアリ!? なんか今顔に飛んできたよね!?
審判さん、あたしはまだ戦えます!
……ッ、プルトの武人の力、全国民に見せつけてやるんだから!!
拳が頬をかすめ、アンガスがひるんだ隙に水たまりめがけて投げ飛ばす。
起き上がろうとしたところで得意のヘヴィブルーズをお見舞いすると、ヤツは膝から崩れて泥の中へ。
――騎士隊が駆けつけ、アンガスは担架で医務室に運ばれていった。
夕2刻。
あたしは審判の指示で退場することになり、客席の女の子たちは阿鼻叫喚。
彼女たちが去った後は歓声も拍手もなく辺りはただ静寂……というよりも沈黙に包まれていた。
あたし、やっぱり負けちゃったのかな……
試合については想定外のことが多く騎士隊で審議中だ。
アンガスは君の武器が壊れるのを待っていたのだろう。
女性に甘い彼は君を傷つけることなく戦意喪失を計ろうとした……だが君の場合、それが裏目に出てしまったわけだな
事情を知っているアンテルムは慰めてくれたけれども、多くのエルネア国民にとってあたしの戦い方は受け入れがたいように思えた。
試合だったとはいえアンガスを思わぬ形でボコボコにしてしまったこともあって、あたしは何も返せなかった。
レリアよ、先ほどの試合を少しだけ見させてもらったぞ。
あれがティムに見せた最終奥義・ヘヴィなんたらだな
へ、陛下!
あたっ……わたしにとっては最終奥義というか、まだこれしか使えなくて……
アンガスにはオレもヴィクトリアも手を焼いていてな……あれであいつも少しは痛い目を見ただろう。
それよりもティムだ。昨晩からひどく落ち込んでいるようだが、何かあったのか?
はい……ティム様とケンカしてしまって……
後でアンガス様のお見舞いにもうかがわないと
陛下はあたしに花束を2つ持たせてくださった。
王家の温室で採れた花々は恋人に贈るものだけど、陛下がお望みなのは2人との関係の修復……考えると気が重い。
まあ何だ、試合の件は当事者同士で話し合った方がいいだろう。
ティムとの件は……男と女は色々あるからな
レリアさん、君の剣は修理に出しておこう。
この辺りで待っていてくれるか
……ねえアンテルム、武器が壊れたのってあたしの戦い方が悪かったからだよね。
あんな戦い方もうしないから……1から剣の使い方、学ばせて!
ああ、私にできることがあればいくらでも協力しよう。
それでは少し、失礼する
――アンテルムから借りた正騎士の剣は重く、練兵場通りのカカシで数回試し斬りをするだけでも息が上がる。
どうも持ち方からして違ったみたいで、切るというよりも叩きつけるように使っていれば短期間で壊れるのも無理はない。
試合前に武器を掲げるのは作戦立てや観客へのアピール以外にも審判が損傷をチェックする意味もあったらしく、入場した時点であたしの剣は少なからず刃こぼれを起こしていたという。
そうなる前にタナンの高炉で修理しておくべきだったんだけど、あたしはそれをしなかった。そもそも知らなかったんだ。
加えて時間もギリギリでこれ以上観客を待たせるわけにはいかず、武器の破損は(ルール上)自己責任ということで試合は始まった。
それで、あの場の誰もがあたしが負けると思っていたわけだけど……
さてと、濡らしたハンカチで顔を拭いて汗も泥も綺麗さっぱり!
空になった水筒は後で水源の滝に持って行こう。
……これで正しい剣の使い方は覚えたな。
私からのお願いだが、筋骨堂で武器を引き取ったら難易度2の各ダンジョンを最後まで探索してきてくれないか。
深い森の探索を終えたらまた私の元に来てくれ
アンテルムが言うには、難易度2のダンジョンをクリアした新規移住者には各武術組織から体験服のプレゼントがあるそうだ。
これを着れば各役職の仕事を体験できるだけでなく、あのゲーナの森にだって挑戦できる!
ティムがあたしに難易度2のダンジョンの踏破を勧めてくれたのはこのためだったのかもしれない。
だったらなおさら謝らないと!
アンガスのお見舞い
192年8日。
この日は入国以来ずっと気になっていた収穫祭……なんだけど、あたしはまず医務室に向かった。
約束通り、昨日ボコボコにしてしまったアンガスのお見舞いだ。
昨日はごめん、陛下から花束をいただいたんだ。
……あたしの顔、思い切りぶん殴っていいよ
オレが女の子を殴るとか冗談きつすぎでしょ。
でも一国の王子の顔をボコるとか下手すりゃ国際問題だよ?
キスしてくれたら許してあげるけど
や だ
花束を置いて帰るつもりがアンガスは食べ物にありつけないイムみたいな顔でこちらを見つめてくる。
湿布の上からでも顔の腫れのひどさがわかるほどで、顔の半分は笑っていてももう半分は動かす力がないように見えた。
……顔もだけどさ、体は大丈夫なの?
思い切り投げ飛ばしちゃったし、どこか折れてたりしない?
体はおやじが治してくれた。
でも顔は治す所ねーとか言い出してさ……それよりベッドが狭すぎて体中が痛いの。
今めちゃくちゃ凹んでるし、レリアちゃんがマッサージしてくれたら元気になるかも。
い・ろ・い・ろと
もっかい殴っていい?
アンガスは思った以上にピンピンしていた。
歩くのも問題ないようで、朝の間は神殿で豊穣の祈りを見学したり、筋骨堂で武器を引き取るついでに噴水広場の出店を一緒に見て回った。
国際問題とか冗談だからさ、晩メシでも付き合ってよ。
おやじから2回戦が始まるまでに話し合って勝敗決めとけって言われてんの
……陛下のご命令なら仕方ないか。
夕刻は酒場でごはんの約束をして、アンテルムに言われた通り昼からは難易度2のダンジョン(深い森、坑道の脇道、旧市街跡)を探索した。
魔獣の森で鍛えた分1人でもクリアはらくらくで、正直ちょっと物足りないかも。
王子の毒牙
―夕刻、酒場にて―
……何つーか気迫に負けたっつーかさ、レリアちゃんって素手の方が強くね?
普通試合中に武器がぶっ壊れたら降参するでしょ。
レリアちゃんってばボロボロの剣で突っ込んでくるからそれを狙ってたんだけど
プルトは体術が盛んなの。
エルネアのルールに従ったつもりだけど手が出ちゃったし、あたしの反則負けじゃない?
いや、オレの完敗だよ。
騎士隊とか言ってるけど武器に規定なんかねーし。
運良く拾った銃で来るヤツもゴロゴロいるよ
アンガスはメモ用紙に結果を書いて近くにいた使いの人に手渡した。
結果、昨日の試合はあたしの勝ちということで一件落着。
あんたさ、女好きのろくでなしだと思ってたけど意外といいヤツじゃない?
へぇ……ティム兄のこと、あれだけ好きだったのにオレに乗り換えるんだ?
アンテルムから聞いたの!?
言っとくけど、あたしが好きなのはあんたじゃなくてティムだから!!
……フラれちゃったけど
アンガスはあたしの顔を見ながらいつも以上にニヤニヤしているようで、ここでようやく口を滑らせてしまったことに気づく。
口の堅そうなアンテルムがあたしの秘密を簡単にバラすかなって……
はい、これが収穫祭限定のマトラ定食ね。
仕事の予算は収穫祭に回せって言ってるのに、議員がケチだからここんとこマトラ定食ばっかだよ。
おやじの出番は意見が割れたときしかねーし何のための議会なんだか
名物のマトラ定食は噂通りビミョーな味。
予算が下りればハーベストディナーというグレードアップした料理が出るらしいんだけど……今日のメインは限定料理よりもオマケの占いかも。
ねえ、見て見てアンガス! あたし、騎士に向いてるんだって!
オレは人間関係と幸運に恵まれてるってさ。
まあそうだろうね……ってレリアちゃん、聞いてる?
このときあたしは完全にうわの空。
さっき階段を上っていった旅人の男の人がフードを外すと、長い黒髪が風に揺れて……誰かを思い出したわけじゃないけど、誰だって近くで動くものがあると気になるでしょ!
へぇ、レリアちゃんってやっぱそういう系がタイプなんだ。
知ってる? この国で黒髪を伸ばしてる大人の男は1人しかいないんだぜ。
おやじが国王の変装服着せて色々と面倒事を押しつけるからさ、皆で髪切っちまったって噂
うっ、後ろ姿が兄貴に似てたの!
血は繋がってないけど超がつくほどのシスコンだから、あたしのこと追っかけてきてもおかしくないでしょ?
ちょっとどんな顔してるか見てくる!
……その兄貴にティム兄が似てるんだ。
血の繋がらない兄貴とひとつ屋根の下でねぇ……
っと、今は行かない方がいいよ。ほら、女の部屋に入った
おかしな言い訳でまた自爆して、さっきの人は旅人同士で交際中。
何も見なかったことにして席に戻った。
悪い男には気をつけないとね。
今日は全部おやじのおごりだからさ、いっぱい飲んで嫌なことは全部忘れちゃおう
なんとなくムカムカしたからアンガスがついでくれた女神の火酒をグイッと飲んでみる。
ポムの火酒に蜂蜜を加えた収穫祭限定のお酒らしいんだけど、お酒を飲むのは今日が初めてでドキドキする。
夜遅くまで出歩いても怒られないし、お酒も飲めて、大人ってサイコーーー!!
いい飲みっぷりだね。さあ、どんどん飲んじゃって!
レリアちゃん甘いの好きでしょ、この際愚痴でもノロケでも何でも聞くよ
ふぁ~い、いたらきま~す!
あのね、ティムってばね……
なんかちょっと暑くなってきたかも。
アンガスにうながされるままコルセットとかばんを外して楽な格好になって、心も体も軽くなったから踊って疲れちゃって……楽しいからまあいっか!
ティムってば訓練中なのにあたしが目を離したら延々と女の子に連れ回されてるの!
断ればいいのにずっとだよ……それでね……ふにゃ
すっかり酔っぱらってステージの上でバランスを崩してしまったあたしはアンガスに抱きつくような形で倒れてしまった。
顔がやけに熱くて頭もくらくらで力も入らず、アンガスの助けを借りないとまともに立てないくらい……
レリアちゃんって面白いくらい酔っちゃうよね
……疲れたの? じゃあそこの客室で休憩しようか
享楽王子ことアンガスに目をつけられた女の子はお酒をたくさん飲まされて、酔い潰れた頃に客室に連れ込まれてしまうんだって。
後から聞いた話だけど、それがいつもの手口らしい……
次の記事>>>第5話に続く
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